2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

★府美協展搬入に備える

「第28回府美協展(会場・大阪市立美術館〔天王寺〕 会期・10月3日〜8日)」の出品作が、明日の搬入に備え昨夜半に仕上がったことにした。今日は今日で予定があったから。 精一杯やったことはやったつもりだが、それほどの出来栄えではないように思え…

★寝屋川市美術協会選抜展搬入

今日午前中に、寝屋川市美術協会選抜展の搬入・飾り付けの作業が、市立市民ギャラリーであり、参加。『明日へ』《S60・(130×130)》を出品した。 今年の関西平和美術展に出品した作品に少し加筆しての出品である。 明日へ希望を託す思いで描いた。…

★学校への一本道

田圃には一面レンゲ草が咲き誇り 蝶々が飛び交っていて 級友と後になり先になり ランドセルの中では筆箱が音を立てて踊っていた 一面の田圃の中の学校への一本道 ややあって 空襲警報でB29の編隊の下を 下級生の手を引いて小走りに走った 一面田圃の中の…

★残暑厳しき運動会かな

京都市伏見区にいる娘の子供たちふたり(六年生と三年生)が通う小学校の運動会に、家内と連れ立ち声援を送りに行ってきた。残暑が殊の外厳しく、よくもまあ、あんな中で運動会が無事終了したものだとほとほと感心した。それにしても子供たちは元気だ。 いま…

★亀の子

かまどで飯を炊きながら母が言うた そのちっちゃな亀にもお母さんがいるんやで 兄ちゃん姉ちゃんがいるかも知れへんな あの子はいまごろ何処へ行ったんやと お母さん亀と一緒に探しとるんやないか 亀の子は掌の上で首と足をすっこめたまま 寝屋川の川原で亀…

★整理整頓断行宣言 

わたしは理整整頓が苦手である。困ったものである。アトリエは十分散らかっているし、本や大作の絵などなど、絵具や道具類も散らかっている。その内に片付けて見せると思いながら日が経っている。大中小の小ぐらいの整理は時にするのだが、中に移るまでに整…

★思いは飛んで

どこまでも青く乾いた 凍てつく北河内の空を背景に 長々と飛行機雲を引きながら B29一機がかすかな爆音をこぼし 縦断北上するのを見たのは 手水鉢の水が凍っていた 国民学校の五年生の正月の午後だった その年、多くの都市が 爆撃を受けて焼け跡と化し 広…

★ほらまたブログが流れる

府美協展出品作品が捗らない。気持ちだけが先走る。 頼まれていた原稿を送付する。平和塾に出席する。病院の予約の日が来る。 ブログが流れる。 こんなことで日が過ぎ、月が経ち、年が明ける。 どこかで区切りを付けて、しゃんと日を送り、月を向かえ、年(…

★海へ

湿ったバイオレットの寒気を載せて いつもの表情で蛇行する川面に 2000年の顔を付けた太陽が 川岸のフェンスの影を長く引く朝 忙しげに鯉が3匹、5匹 鯉よ 鯉たちよ 知っているか この川がアメンボやミズスマシ、ヤゴ ゲンゴロウ、蛍の幼虫や亀、蛙や …

★カウンターが1000を超える

ブログを始めたのが8月12日。カウンターを貼り付けたのが17日からで、昨日で1000を超えた。カウンターを貼り付けてから29日目である。これが早いのか遅いのか解らない。 ブログを始めたといって知人友人にアクセスしてもらっての感想は、「お歳だ…

★民主日本 世界平和」

戦争が終わった 正月休みの書初めの宿題に 「民主日本 世界平和」と書いた 寝入りば 南方洋上に編隊を組んだB29が やがて紀伊水道を北上し 警戒警報が空襲警報に変わる 起こされて暗い防空壕の中へ 時に寒さや暑さに耐えながら 遠くで地鳴りするようなB…

★『核の冬の朝』を描きすすめる

核で汚れた空を表現する点、点は一応空一面に行き渡った。これから深みを追求してリアリティを出さねばならない。さらに点、点を何度か重ねることになる。太陽が汚れて空の高みから、それでも鈍い光を地球に注いでいる様を、どれだけ真実味を帯びた表現に高…

★更け行く風景

1 入日を浴びて 町がごとりと傾く時 選挙の前哨戦のポスターが マジックで無理やり髭を生やされて 饒舌に国を憂い 夕日に晒されながら 国輿しを訴えている 町は長い影を引いていく 川面を撫でて 土手一面の厚化粧の 満開のつつじの間を縫って 生暖かい風が…

★100号の絵を描く作業が始まる

『核の冬の朝』(100号・162×130(cm))を描きながら、止め処もないことを考えている。 100号縦位置で、画面の上から5分の3ぐらいを、朝の太陽が上った空で占められている。5分の2ぐらいの下の部分は、川が流れる街の風景である。まだ今…

★軍靴の音

思い切り日の丸の旗を振っている 心配一杯の小学生が 父ちゃん早く帰ってと 振った手で無事で元気で帰ってと 涙を拭っている若い母さんが さあくッ ざあくッ ざあくッ ざあくッ ざあくッ ざあくッ テレビの画面からは 然程には聞こえてはこなかったが 迷彩服…

★ブログを始めて一ヶ月

雑事にまぎれてやむなく休んだらつぎつぎと雑事が追ってきて、思わぬことに8日も休むことになってしまった。それに今日でブログを始めてちょうど一ヶ月目。 地元寝屋川で市美術協会で共に活動してきた副会長の三村精志郎氏が膵臓癌で急逝された。同い年であ…

★ザリガニ捕獲奮闘記

1 場末の酒場の女の厚化粧のような 寝屋川の土手に咲乱れるつつじの花を 余り好きになれないといったら 誰からか叱られるだろうか 寝屋川の土手にはクローバーやタンポポがよく似合う 水温むせせらぎにはアメンボやミズスマシ ゲンゴロウがメダカと追いかけ…

★大きな作品のお帰り

関西平和美術展に出品していた作品が帰ってきた。『明日へ』(S60号)である。会期最終日の交流会に参加できなかったのが残念である。参加して皆さんの意見を聞きたかったし、あの作品、この作品の作者に聞きたいこともあった。 『明日へ』はさらに加筆し…

★絵凧の達磨

1 「絵凧の達磨が力んでござる」 という歌詞の入った童謡が どんな節のどんな歌だったか すっかり忘れてしまっているが 凧揚げの季節になると このフレーズが聞こえ始める 買ってもらったのは奴凧だったと思うが 裏庭で揚げていると柿の木に引っかかって 凧…

★うんざり!マニュアルの解説文の不明瞭さ加減

平和を願う2007寝屋川美術展実行委員会が立ち上げられ、大阪美術家革新懇話会の協賛で12月に寝屋川市立市民ギャラリーで美術展の開催の運びとなった。実行委員会と美術家懇話会との両方に関係しているので、宣伝のためのチラシと案内はがきのデザインを…

★レンゲ草の手紙

1 田圃一面 レンゲ草が咲いています 学校への道すがら 淡い青空の下で 白い蝶や黄色い蝶が 飛び交っていて まーちゃんと一緒 手を取り合って 学校道は田圃の中 田圃一面レンゲ草 学校からの道すがら 背負ったランドセルの中で アルマイトの弁当箱の箸が 音…

★核兵器について考える

人間の歴史は戦争の歴史でもあるというが、戦争をすることで技術を開発しある意味て文明をすすめてきたという側面はあろう。だからといって、人類文明の発展の条件として戦争を肯定する考えに組するわけにはいかない。ましてや、その帰着として核開発があげ…