★実弟の死。

 一番大きな出来事は、3月23日に7歳年下の実弟が急死したことである。三重県在住の弟は、5年ばかり前に大きな病気をして入院して、一時はダメかと思われていたが奇跡的に回復して、杖をつきながらも時には寝屋川市でも顔を見せることがあった。22日の夜、長男と外食して帰ってきた家の前で転倒して後頭部を打ち付け、意識不明で救急車で運ばれ入院し、20時間足らずで意識が回復しないまま息を引き取った。
 彼が生まれたときわたしは小学校の1年生だった。学校から帰ると、家で生まれた弟が母の寝床の横で寝かされていた。わたしは学校から帰り終日枕元で、泣いたり眠ったりする生まれたばかりの赤子をのぞき込み、幼いながら命の不思議を思いながら見守っていたのを思い出す。冥福を祈るばかり。