えん罪・日野町事件も再審開始を
もう一つのえん罪事件。
滋賀県日野町で起こった(1984年12月)殺人事件で、3年3ヶ月後の1988年3月、不当逮捕、自白強要による典型的なえん罪事件。犯人に仕立て上げられた阪原弘さんは、その時以来囚われの身になって20年、いまは尾道刑務所で、健康を損ないながら服役中です。一日も早く無罪で自由の身になられんことを願っています。
堺の刑務所で服役中に、病気治療のために大阪市内病院に入院されたとき、お見舞いに色紙を描いて尋ねました。その後、地元の滋賀県で救援美術展が開催されたとき、「冤罪の男」と題する阪原弘さんを描いた50号の絵を見ていただきました。それを見てくださった阪原さんの長女の美和子さんが、「目元がそっくり、このまま父を連れて帰りたい」といわれたのには、胸に詰まりました。
布川事件の報に接して、日野町事件の阪原さんのことを思ています。
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