★府美協寄贈作品を府が一部紛失

 今日猛暑のなか、大阪府美術家協会(府美協)の事務局会議が招集されました。事務局メンバーのわたしも出席しました。
 7月末、一部日刊紙が、府が寄贈された絵画24点を紛失していたと報じました。寄贈は府美協創立10周年を記念して、会員が府下の自治体を網羅する形で、「大阪百景」をテーマに取り組み作品に仕上げて、記念展を開催すると同時に画集「大阪百景」も刊行したもので、それら101点を府に寄贈したものでした。
 今回、そのうちの24点が紛失しているのが判明。調査したところ、7点はあるところで展示されているのが判明。紛失した作品の作者は、1名を除いてはすでに亡くなっておられるか、現在会員ではないことがわかっています。
 この件に関して、府民文化部 都市魅力創造局 文化課から3名の担当者が、府美協の事務所に来訪、府美協事務局員(内7名)が対応しました。
 ここに至った現状の説明と寄贈作品が府民の貴重な財産であると認識にかけていた結果の出来事で、誠に遺憾である旨の謝罪の言葉があり、以後鋭意紛失作品の捜索を続けるとともに、管理体制に万全を期し抜本的な対策の検討を約束された。
 府美協としては、寄贈したものであるとはいえ、心を込めて描いていただいた会員諸氏の気持ちを考えると、紛失はまことに遺憾であり残念である、今後はこんな事態にならないよう万全の対策をお願いしました。