2007-11-27 ★「茜空の鳩たち」 詩 駅前で いまの市政をなじり 明日の国政を憂い マイクを握って 市民に訴えている 人たちがいる 新しい年に希望を託して 災い多かった年を送って 大きな太陽が 赤々と 西に傾いてゆく 自衛隊海外派兵延長の理不尽を 声高に訴えたとき 気忙しく群がっていた 鳩たちが一斉に 羽音を立てて 茜空に舞い上がった 鳩よ 鳩たちよ 軍靴の行軍の音はきこえるか くぅ、くぅ、くぅと鳴いて 茜色に染まり みんなで輪を描いて飛んでいる 胸に九の字を抱きながら*1 *1:寝屋川市職員労働組合機関誌「こだま」2005年1月号(No.238)に掲載・一部修正・無断転載お断り