★年頭に思う

 
 恭賀新年   2008年元旦



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 「今年も精一杯、何事も」をモットーに、今年一年毎日を大事にすごしたい。


 『偽』などという字を当てなければならないほど、わが国はおかしなことになっている。
 多くの国民の願いや希望を切り捨てて、一部の特権にすがる人々のためにすすめる政治は、国民との間に矛盾を生み深めて、とんでもない方向に向かおうとしている。しかし、いつまでも国民は黙ってはいないだろう。国民の要望や要求にしたがって次第に組織された力が、政治を動かす時がやがてやってくる予感がする。きっと来る。憲法を変え平和を脅かし、そのための環境造りに民主主義を破壊し人権を抑圧するやり方は、いつか来た道であり、必ずや国民の反撃を呼び起こすことだろうと思う。昨年、すでにそんな兆候が、国内に限らず世界的にも小さくも大きくも各地各方面で現れた一年だったような気がするのは、わたしだけだろうか。
 わたしは歳が歳だから、相応に日々を大事に過ごしたい。しかしだからといって、いわゆる隠居などの気分には当然のこと、とてもなれない。あといくら生きられるか判らないが、その余生を十分に活かした生き方を模索しながら過ごしたい。やりたいこと、やり終えておきたいこといろいろある。生き得る時間によって制限されるが、大きくはずさないよう、ひとつひとつ拾うように健康に留意しながら制作に学習に、そしてかかわりのある運動や活動にもでき得る限りに精を出したい。
 絵画制作の『核の冬』は、なんとしてもシリーズとして取り組みたい。*1
 大言壮語に終わらないように、確実な歩みを始めよう。

*1:8月31日、9月1、13、14日、10月1、10、12日などを参照のこと