★「こだま」N0.231(2003年4月号)「淀川新橋附近」*4

『淀川新橋附近』

 大阪府道19号線は、起点を茨木市中穂積、終点を寝屋川市石津元町に置き、淀川を横切るとき、淀川新橋となる。
 絵の奥が茨木市、淀川をはさんで手前は寝屋川市、橋から右側(つまり北側)に河川敷公園が広がる。
 橋の影に興味がわき、春先の穏やかな日に取材したのを覚えている。走りこんでいる人が何人かいた。
 河川敷公園には、思い出がある。もう四十年も前、青少年指導員を市長から委嘱を受けて、青少年の健全育成活動をボランティアでやっていた頃、子供たちに凧揚げを指導しようということで、凧作りの材用を仕入れ、創ることから指導したことがある。何年か続い後、青年会議所や子供会育成会との三団体のメンバーら一緒になって、河川敷公園を会場に「ねやがわウインターフェスティバル」を、実行委員会を立ち上げて開催するに及んだ。青年会議所のお世話で、滋賀県高島町(当時)の青年会議所のメンバーのトラックで雪を運んでもらって、河川敷に雪の山を作ってもらい、雪すべり、雪投げ、凧揚げや古くから伝わる遊びや手作業でつくる藁細工を参加の親子で楽しんだ。ある年は、雪が少なくて前の日、えらく気を揉んだこともあった。
 いまは、ちょっと遠くなった話である。