★『深北緑地（児童遊戯場）にて』（「こだま」２００２年７月号 Ｎｏ.２２８）*2

　寝屋川市は、魚の鰈（かれい）や鱏（えい）に似た地形をしている。その尾びれにあたる部分に広い芝生広場があり、その一部に児童遊戯場がある。尾びれの部分は、門真市・大東市・四條畷市に接している。
　府立の南寝屋川高校も尾びれの付け根の部分に建っている。南寝屋川高校には、いままで訪れる機会があったが、さらに南、寝屋川の最南端の深北緑地には行く機会がなかった。「こだま」の取材で辺りを巡り歩いた。遊園地には遊具が備え付けてあり、親子で楽しそうに遊んでいる姿があった。それ以来行っていないので、そのとき一回きりになっている。
　この深北緑地辺りには、近くの人はともかく、市民でも行ったこがない人は多いのではないか。いつもは「こだま」の絵が出来上がり、組合の事務所に持って行くと、絵を見た担当者らがこちらが説明する前に、「ああ、ＸＸですね」という声が返ってくるのが普通だが、このときは、「これ何処ですか」と訊かれた。
　南寝屋川高校は、平成十六年「府立高等学校特色づくり・再編整備計画第二次実施計画対象校」となり、府立大東高校と統合されることが決定し、大東高校の地に開校している緑風冠高等学校に引き継がれることになっている。