★三箇日で年賀状おおよそ200通

 50歳代には800通ぐらいの年賀状のやり取りがありました。
 次第に減って(減らして)、今年、出したのは232通。昨秋個展を開催した関係で、改めて出した人、始めて出す人などがありました。
 それに今年は、救援美術展協力作家として、獄中で無実を訴えている人たちに、無罪判決を勝ち取るまでガンバローの励ましの年賀状を出しました。滋賀県・日野町事件の阪原弘さん(広島刑務所)、三重県名張市毒ぶどう酒事件の奥西勝さん(名古屋拘置所)、大阪市・東住吉冤罪事件の朴龍晧さん(大分刑務所)、同じく青木恵子さん(和歌山刑務所)らに。
 三箇日で届いた賀状は、PRや新聞社その他個人ではない分をのぞいて200通足らず。そのうちこちらから出した分で来たのが、150通余。出さなかっていただいたのが、40通余ありました。
 そこでまた改めて出したのが15通になりました。
 普段これといった付き合いもなく、これからも付き合うこともない、それほどの思い入れもない御仁には、おもんばかって年賀状欠礼とさせていただいております。が、ここ三年四年と欠礼を続けているのに、依然として年賀状を送ってくださる方がおられます。中には気を利かせて、そのうちに互いに欠礼で済ませてくださる人もおられますが、ちょっと失礼になるかと気がかりです。それならばと出せば、また長々と年賀状だけのつきあいとなり、切りがないことになるかと勝手に思っています。しかしまあ、このスタイルでしばらくは過ごしてみましょうか。
 高齢になったので来年以後年賀状の発送はご勘弁を、という方もおられます。今年もお一人ありました。90歳になるのでということで。
 年賀状を作ることは、さほど苦にはならなし、むしろ意欲がわくのですが、過去にいくらかの接点がありましたが、いまはもう年月も経てこれといった共通の話題もなくて、惰性での年賀状のやり取りだけでは、ちょっと負担が過ぎます。過去に深い接触があり、未だにあの人との関係は、たとえ年賀状だけにしろ保っていたいという人も、確かにおられますし、機会があれば、話もしたいと思ったりしています。
 こんなことを書いていますが、わたしからの年賀状を、迷惑気味に受け取り、しぶしぶ続けて年賀状を出してくださっている人も、あるいはおられるやもしれません。その段はお許しを、そして、遠慮なく年賀状欠礼としてください。
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