★様変わり今昔思い出話(3)

 また、寒さについて。
 その当時、夜の気温の低下で、水たまりには必ず氷が張り、外にあったわが家のトイレの手水鉢の水が、毎朝凍っていました。
 わたしの住む字から学校へは、寝屋川に架かる極楽橋を渡って行くのですが、極楽橋には当時、樋が設置してありました。樋の水門が降りていると、上から流れてきた川水が、樋の前でいったん淀みます。それが夜の気温低下で、氷となって両岸いっぱいに張ることもたびたびでした。ときには、その氷の上を歩いて渡るれる日もありました。もちろん、こわごわ、慎重に渡って行くのが精一杯。氷が割れて、はまってしまっては大変です。子どもの体重で氷が割れて事故になった、という話は聞いたことがありません。事故がなかったところを見ると、子どもの感も大したものだったのかな、と。
 近年、寝屋川に、小学生が上にのって渡れるような氷が張ることは、皆無です。これも地球温暖化現象の故でしょう。
 極楽橋も掛け替えられ、その時樋もなくなりました。
____________________________