★肋骨が骨折していた

 朝食のあとで、妻に昨日の事故のことを話しました。もう歳なんやから気をつけんと、普段からいっているやろと彼女らしい気遣いを含んだ言葉が返ってきました。
 自転車にまたがって病院まで約1キロ、時折、身のこなし具合で胸に痛みが走ります。それがもとで自転車が更に揺らぎます。
 病院受付では、整形外科を指示されて病院4階の科の前の待合席でまちました。予約外だったのに思ったより早く順番が回ってきました。まず、事故状況を話しました。それからレントゲン室へ行き、胸のレントゲンを4〜5カット取られました。
 整形外科に戻ると、写真を見た医師は、肋骨が折れていますと、レントゲン写真の左肋骨の折れている箇所をなぞって説明してくれました。わたしはやっぱりなと思い、現実の事態の容認を余儀なくされました。言葉にならない感情が広がるなか、医師の説明を聞いていました。
 痛みが取れて完治するまでに2ヶ月はかかるとのことでした。打ったところを固定するためのサポーターと経皮沈痛消炎剤を処方してくださいました。それ以上の処置は特にないとのことでした。めげないで現実を受け入れながら、一歩一歩進むしかありません。
 機敏に動作しにくくなり、これまで以上に老人くさくなった感があり、いまさがながら慎重に行動すべきだった、すべきだと自戒しきりです。いまさら取り返しはできないのだから、1日でも早く回復するように注意深く忍耐強く生活してゆくしかありません。